バイオディバーシティで対象としたような高次系統(目間とか),には当てはまらないけど,これは外せないでしょ.
Science. 2006 Apr 7;312(5770):101-4.
Phylogeny of the ants: diversification in the age of angiosperms.
Moreau CS, Bell CD, Vila R, Archibald SB, Pierce NE.
4500 bp, 139 otu ということで,まあ結構な大系統樹です.やっぱり深いところの解像度はかなり低い.COI みたいな進化速度爆速変異飽和しまくりなデータが入ってたり,rDNA のインデルだらけ領域を Clustal でアライメントしたりと,多分データ自体が結構ノイジーと思われる.そこら辺を取り除いてどの程度改善するのかは気になるところだが,まあ解析し直しても,深いところの解像度はせいぜい多分こんなもんなんでしょう.アリ系統の決定版というにはほど遠いと思われるが,かといってここら辺をきちんと解こうと思うときっと超大変なはず.
ぼく自身,どうもありんこというか膜翅類全体的にあまり詳しくない(あまり好きなムシでもない)ので,これ以上結果の評価はできませんが.
2006年04月17日
アリの系統
posted by 茶坊主 at 14:43| Comment(0)
| 完全変態
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