2011年12月13日

Acercaria と Ellipura

上記のグループの和名に大きな間違いを犯していました.

バイオディバーシティシリーズ p. 306 では、Ellipura を無尾角類と言う和名で呼びましたが、この和名は石川の昆虫の誕生中で Acercaria の和名として利用されています(山崎の動物系統分類学中では無角類となっていますがプライオリティは石川の用法にあるでしょう).Ellipura もその特徴の一つに尾角の消失があるため、変に脳内変換され使ってしまった物と思われます.Ellipura には,尾欠類(山崎, 2000)または欠尾類(町田, 2001が調べた限り一番古い)が当てられています.欠尾類のより古い利用例もあるかもしれません.

ということで,以下の通り訂正いたします.済みませんでした.問題提起頂いた筑波大の真下くんにお礼申し上げます.

Ellipura: 尾欠類 or 欠尾類(= Parainsecta: 側昆虫類)
Acercaria: 無尾角類(≒Paraneoptera: 準新翅類)

ちなみに、チャタテ,シラミ、半翅,アザミウマで構成されている単系統群には,Paraneoptera が一般的に当てられていますが、厳密には Paraneoptera のもともとの用法ではジュズヒゲもこの中に含まれていたので、そこら辺をはっきりさせたい人たち(主にドイツ人)は Acercaria を用いています.
posted by 茶坊主 at 15:42| Comment(0) | 訂正・バイオディバーシティ
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