2007年04月19日

驚愕!甲虫は最も原始的な新翅類だった!!!

衝撃的な論文が出てました.ベニボタルの幼虫形態から,甲虫が実は最も原始的な新翅類であることの強固な証拠が見いだされています.

昆虫の大顎と頭蓋は,原始的な内顎類やイシノミでは1カ所,シミと有翅昆虫では2カ所で関節しています.後者はより派生的な状態で,この形質状態に基づき,シミ+有翅昆虫は双丘類と呼ばれる単系統群と認められており,これは分子データでも強く支持されます.

以下の論文では,ベニボタルの幼虫の大顎が,頭蓋と1カ所のみで関節していることを見いだし,このことから,甲虫が最も原始的な新翅類であるとの結論に至っています.

Sergey V. Kazantsev (2006)
Comparative morphology of mandibular structures in lycid larvae and its phylogenetic implications (Polyphaga, Hexapoda)
Acta Zoologica 87 (3), 229−238.


と,ここまで真剣に読んでいただいた方には申し訳ありませんが,この論文は「と印」の類いの論文です.ジャーナル自体は,しっかりしたものなのですが,なんでこんな論文が載るんでしょう??ベーチェルくんに,けちょんけちょんにけなされています.

Rolf G. Beutel, Ladislav Bocak, Milada Bocakova (2007)
Are Polyphaga (Coleoptera) really a basal neopteran lineage - a reply to Kazantsev
Acta Zoologica 88 (2), 153−158.
posted by 茶坊主 at 08:46| Comment(0) | 六脚類
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