ドレスデンミーティングプロシーディングの第三弾.
Predel, R. & Roth, St. 2007. Neuropeptide Evolution and the Analysis of Phylogenetic Relationships in Blattaria (Hexapoda) . - Arthropod Systematics & Phylogeny, 65 (1): 3-6.
Krenn, H.W. 2007. Evidence from Mouthpart Structure on Interordinal Relationships
in Endopterygota? - Arthropod Systematics & Phylogeny, 65 (1): 7-14.
Ho¨rnschemeyer, T. & Willkommen, J. 2007. The Contribution of Flight System Characters to the Reconstruction of the Phylogeny of the Pterygota. - Arthropod Systematics & Phylogeny, 65 (1): 15-23.
こういう論文集は,読んでて楽しい.
Ho¨rnschemeyer の講演は,タイトルだけは知っていたけど,どんな内容かとっても気になっていた.論文を見る限りでは,過去の研究のレビューだけで,新しいネタは含まれていない.Zoraptera 論文を投稿する時にも,ひょっとしてかち合いやしないかと心配したが,杞憂だったようだ.しかし,ぼくが今進めている,旧翅類,直翅系昆虫,ネジレバネネタに関しては,彼らも目を付けているようだ.彼も目のつけどころは良いんだけど,形態の見方が甘いところがあるので,ま,大丈夫でしょう(と思いたい).
むむむ!Ephemeroptera に関しては,すでに論文が印刷中ではないか!上記論文では,さらっと書いているだけだが,進化系列に関しては,ぼくの見方と正反対なようだ(彼らは,新翅類に見られる翅基構造と翅の折り畳み方こそが,有翅昆虫のグランドプランに近いと見なしている).とりあえず論文が出版されるのが楽しみだ.
2007年03月29日
Arthropod Systematics and Phylogeny
posted by 茶坊主 at 09:13| Comment(0)
| 六脚類
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