2006年10月11日

バーコーディング

最近大流行りのバーコーディング.システマチックバイオロジーでも議論が盛り上がってきました.

Systematic Biology Volume 54, Number 5 / October 2005

DNA Barcoding: Perspectives from a “Partnerships for Enhancing Expertise in Taxonomy” (PEET) Debate
Vincent S. Smith


The Perils of DNA Barcoding and the Need for Integrative Taxonomy
Kipling W. Will, Brent D. Mishler, Quentin D. Wheeler


The Promise of DNA Barcoding for Taxonomy
Paul D. N. Hebert and T. Ryan Gregory


ちょうどこのディベートには参加する機会があったんですけど(Vince の論文にはぼくも謝辞で登場する),アンチバーコード派の Kip の議論はやや感情的な感じがして,いまいちって感じでした.

いっぽう,ようやくきちんとしたデータに基づくアンチ派からの議論も出てきました.

Systematic Biology Volume 55, Number 5 / October 2006

DNA Barcoding and Taxonomy in Diptera: A Tale of High Intraspecific Variability and Low Identification Success
Rudolf Meier, Kwong Shiyang, Gaurav Vaidya, Peter K. L. Ng


DNA Barcoding Will Often Fail to Discover New Animal Species over Broad Parameter Space
Michael J. Hickerson, Christopher P. Meyer, Craig Moritz


もちろん,これからデータも増え,方法論的にも洗練されることによって改善する点もあるとは思うのですが,数十億ドルかけて追っかけるような夢物語かと言うとそんなことは無いと思います.
posted by 茶坊主 at 16:55| Comment(2) | 分子系統
この記事へのコメント
ブログを開設されていたんですね!〇山 さんのところから飛んできました。いままで気づかずにいて申し訳ないです。これからはガッツリ読ませていただきます。
Posted by シロハラクイナ at 2006年10月12日 13:17
その節ではいろいろお世話になりました.

いきなりアクセスが増えたと思ったら,そういう経緯だったんですね.今までここら界隈で細々読まれてただけでしたが,これからはいろいろな人の目に留まるわけか.といっても,昆虫+高次系統+ぼくの琴線に触れる,をクリアしたものの紹介ですので,これからも細々やって行きます.
Posted by 茶坊主 at 2006年10月12日 15:45
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