チャタテネタが珍しくメジャーなジャーナルに出たのでメモ.共同研究者の成果.
Microcrystals coating the wing membranes of a living insect (Psocoptera: Psyllipsocidae) from a Brazilian cave
Charles Lienhard1, Rodrigo L. Ferreira2, Edwin Gnos1, John Hollier1, Urs Eggenberger3 & Andre ́ Piuz1
SCIENTIFIC REPORTS | 2 : 408
2012年05月16日
結晶を身にまとったチャタテムシ
posted by 茶坊主 at 10:16| Comment(0)
| 無翅昆虫
クビナガカメムシミトコンと異翅高次系統
Li H, Liu H, Shi A, Sˇtys P, Zhou X, et al. (2012)
The Complete Mitochondrial Genome and Novel Gene Arrangement of the Unique-Headed Bug Stenopirates sp. (Hemiptera: Enicocephalidae).
PLoS ONE 7(1): e29419. doi:10.1371/journal.pone.0029419
ミトコンの配置転換がいくつか.高次系統の結果,クビナガカメムシが最基部に.核+ミトコンの部分配列から出された(ただしアライメントに問題のある)こっちの結果より納得出来る.
The Complete Mitochondrial Genome and Novel Gene Arrangement of the Unique-Headed Bug Stenopirates sp. (Hemiptera: Enicocephalidae).
PLoS ONE 7(1): e29419. doi:10.1371/journal.pone.0029419
ミトコンの配置転換がいくつか.高次系統の結果,クビナガカメムシが最基部に.核+ミトコンの部分配列から出された(ただしアライメントに問題のある)こっちの結果より納得出来る.
posted by 茶坊主 at 10:13| Comment(0)
| 準新翅類
2012年04月03日
コナチャタテノミトコンゲノムと系統
コナチャタテのミトコンドリアが2つの環状遺伝子から構成されていることが明らかになりました.またミトコンドリアゲノムに基づく系統解析では,核の結果と異なり,シラミ目の単系統性が指示されています.
The Multipartite Mitochondrial Genome of Liposcelis bostrychophila: Insights into the Evolution of Mitochondrial Genomes in Bilateral Animals
Dan-Dan Wei, Renfu Shao, Ming-Long Yuan, Wei Dou, Stephen C. Barker, Jin-Jun Wang
PLoS ONE 10.1371/journal.pone.0033973
The Multipartite Mitochondrial Genome of Liposcelis bostrychophila: Insights into the Evolution of Mitochondrial Genomes in Bilateral Animals
Dan-Dan Wei, Renfu Shao, Ming-Long Yuan, Wei Dou, Stephen C. Barker, Jin-Jun Wang
PLoS ONE 10.1371/journal.pone.0033973
posted by 茶坊主 at 09:21| Comment(0)
| 準新翅類
2012年03月05日
2012年02月24日
節足動物 Dating
posted by 茶坊主 at 09:28| Comment(0)
| 節足動物
2012年01月18日
ツノゼミ論文ダメ押し
PLoS One にアメリカチームによる反論論文が出てます.写真なんかは,おれの論文よりはるかにきれいだね.論調は大体同じです.
Mikó I, Friedrich F, Yoder MJ, Hines HM, Deitz LL, et al. (2012)
On Dorsal Prothoracic Appendages in Treehoppers (Hemiptera: Membracidae) and the Nature of Morphological Evidence.
PLoS ONE 7(1): e30137. doi:10.1371/journal.pone.0030137
Mikó I, Friedrich F, Yoder MJ, Hines HM, Deitz LL, et al. (2012)
On Dorsal Prothoracic Appendages in Treehoppers (Hemiptera: Membracidae) and the Nature of Morphological Evidence.
PLoS ONE 7(1): e30137. doi:10.1371/journal.pone.0030137
posted by 茶坊主 at 10:20| Comment(0)
| 準新翅類
2011年12月22日
EST による汎甲殻類の高次系統
Pancrustacean Phylogeny in the Light of New Phylogenomic Data: Support for Remipedia as the Possible Sister Group of Hexapoda
Bjoern M. von Reumont1,*, Ronald A. Jenner2, Matthew A. Wills3, Emiliano Dell’Ampio4, Günther Pass4, Ingo Ebersberger5, Benjamin Meyer6, Stefan Koenemann7, Thomas M. Iliffe8, Alexandros Stamatakis9, Oliver Niehuis1, Karen Meusemann1 and Bernhard Misof1
Mol Biol Evol (2011)
doi: 10.1093/molbev/msr270
First published online: November 1, 2011
EST 解析による汎甲殻類の高次系統.以前にも示されていたムカデエビと六脚類の姉妹群関係が支持されている.個人的には,内顎類と欠尾類の単系統性が支持されてるってのが大きなポイント.
Bjoern M. von Reumont1,*, Ronald A. Jenner2, Matthew A. Wills3, Emiliano Dell’Ampio4, Günther Pass4, Ingo Ebersberger5, Benjamin Meyer6, Stefan Koenemann7, Thomas M. Iliffe8, Alexandros Stamatakis9, Oliver Niehuis1, Karen Meusemann1 and Bernhard Misof1
Mol Biol Evol (2011)
doi: 10.1093/molbev/msr270
First published online: November 1, 2011
EST 解析による汎甲殻類の高次系統.以前にも示されていたムカデエビと六脚類の姉妹群関係が支持されている.個人的には,内顎類と欠尾類の単系統性が支持されてるってのが大きなポイント.
posted by 茶坊主 at 10:29| Comment(0)
| 節足動物
2011年12月14日
昆虫高次系統レビュー
posted by 茶坊主 at 16:24| Comment(0)
| 六脚類
Paraneoptera と Acercaria
昨日の記事に関連して、上の二つの用語についても書いておこうと思います.ちなみに僕は、準新翅類 Paraneoptera を用いていて、Acercaria は用いていません.
かつての用法では、Paraneoptera=ジュズヒゲ+Acercaria でした.現在では、ジュズヒゲが直翅系昆虫であることはほぼ間違いないと言われるまでになりましたので、Paraneoptera = Acercaria と言うことになってしまいました.Paraneoptera にはもともとジュズヒゲも含まれていましたから、それを含まないグループであることを明確に示したい人たちによって、Acercaria という名称が使われています.ま,妥当ですね.
一方、Paraneoptera という用語は、元々,新翅類を大きく3つのグループに分類する際の名称として提唱された物です (Polyneoptera, Paraneoptera, Oligoneoptera).で,確かに Paraneoptera の中身は変わってはいますが、新翅類の3大グループの一つと言う位置づけは変わっていません(Polyneoptera の中身だって変わってます).それに対して Acercaria は,大グループ内の一分類群に与えられた名称です.ですから,新翅類の一つ下位の分類群の名称と意味では、Polyneoptera, Paraneoptera, Oligoneoptera (=Endopterygota, Holometabora) の利用が妥当とも言えます.で,僕はこちらを採用したわけです.
まあ命名規約も関係ない名前の話なので、どうでも良いっちゃぁ良いんですが、2001年に wing base の論文で Paraneoptera を使うように決め,現在でも使い続けているのは以上のような経緯です.
かつての用法では、Paraneoptera=ジュズヒゲ+Acercaria でした.現在では、ジュズヒゲが直翅系昆虫であることはほぼ間違いないと言われるまでになりましたので、Paraneoptera = Acercaria と言うことになってしまいました.Paraneoptera にはもともとジュズヒゲも含まれていましたから、それを含まないグループであることを明確に示したい人たちによって、Acercaria という名称が使われています.ま,妥当ですね.
一方、Paraneoptera という用語は、元々,新翅類を大きく3つのグループに分類する際の名称として提唱された物です (Polyneoptera, Paraneoptera, Oligoneoptera).で,確かに Paraneoptera の中身は変わってはいますが、新翅類の3大グループの一つと言う位置づけは変わっていません(Polyneoptera の中身だって変わってます).それに対して Acercaria は,大グループ内の一分類群に与えられた名称です.ですから,新翅類の一つ下位の分類群の名称と意味では、Polyneoptera, Paraneoptera, Oligoneoptera (=Endopterygota, Holometabora) の利用が妥当とも言えます.で,僕はこちらを採用したわけです.
まあ命名規約も関係ない名前の話なので、どうでも良いっちゃぁ良いんですが、2001年に wing base の論文で Paraneoptera を使うように決め,現在でも使い続けているのは以上のような経緯です.
posted by 茶坊主 at 10:26| Comment(0)
| 準新翅類
2011年12月13日
Acercaria と Ellipura
上記のグループの和名に大きな間違いを犯していました.
バイオディバーシティシリーズ p. 306 では、Ellipura を無尾角類と言う和名で呼びましたが、この和名は石川の昆虫の誕生中で Acercaria の和名として利用されています(山崎の動物系統分類学中では無角類となっていますがプライオリティは石川の用法にあるでしょう).Ellipura もその特徴の一つに尾角の消失があるため、変に脳内変換され使ってしまった物と思われます.Ellipura には,尾欠類(山崎, 2000)または欠尾類(町田, 2001が調べた限り一番古い)が当てられています.欠尾類のより古い利用例もあるかもしれません.
ということで,以下の通り訂正いたします.済みませんでした.問題提起頂いた筑波大の真下くんにお礼申し上げます.
Ellipura: 尾欠類 or 欠尾類(= Parainsecta: 側昆虫類)
Acercaria: 無尾角類(≒Paraneoptera: 準新翅類)
ちなみに、チャタテ,シラミ、半翅,アザミウマで構成されている単系統群には,Paraneoptera が一般的に当てられていますが、厳密には Paraneoptera のもともとの用法ではジュズヒゲもこの中に含まれていたので、そこら辺をはっきりさせたい人たち(主にドイツ人)は Acercaria を用いています.
バイオディバーシティシリーズ p. 306 では、Ellipura を無尾角類と言う和名で呼びましたが、この和名は石川の昆虫の誕生中で Acercaria の和名として利用されています(山崎の動物系統分類学中では無角類となっていますがプライオリティは石川の用法にあるでしょう).Ellipura もその特徴の一つに尾角の消失があるため、変に脳内変換され使ってしまった物と思われます.Ellipura には,尾欠類(山崎, 2000)または欠尾類(町田, 2001が調べた限り一番古い)が当てられています.欠尾類のより古い利用例もあるかもしれません.
ということで,以下の通り訂正いたします.済みませんでした.問題提起頂いた筑波大の真下くんにお礼申し上げます.
Ellipura: 尾欠類 or 欠尾類(= Parainsecta: 側昆虫類)
Acercaria: 無尾角類(≒Paraneoptera: 準新翅類)
ちなみに、チャタテ,シラミ、半翅,アザミウマで構成されている単系統群には,Paraneoptera が一般的に当てられていますが、厳密には Paraneoptera のもともとの用法ではジュズヒゲもこの中に含まれていたので、そこら辺をはっきりさせたい人たち(主にドイツ人)は Acercaria を用いています.
posted by 茶坊主 at 15:42| Comment(0)
| 訂正・バイオディバーシティ